テスト脳を育てる

はじめまして。ヒューマンクレストの山田です。

私の仕事は、

開発会社様から共有された画面定義書や機能一覧表などの
ドキュメントをもとにテストケースを作成→テストメンバーを割り当てる
→テストがうまく進行するようにナビゲートする

という一連のテストリーダー業務が中心です。

ひとつのシステムに長期的に関わるというよりは、
1週間~1ヶ月くらいの短期的な案件を中心に仕事をさせて頂いているため、
先週はカードゲームの検証を行ったかと思えば、
今週はブログサービスのテスト、来週はスマホ向け業務アプリの検証…といった
目まぐるしい日々を送っています。

ちょこちょこした困難を乗り越えながらテストを完了させ、
また次の案件のテストに移るというのは、自分の成長にもつながって大変光栄なことです。

が、「うまくいくかなぁ」と毎回ドキドキしているのも事実…。

着実にバグを潰すためには質の良いテスト仕様書(テストケース)を作成することが
私の中では一番大切なことだと考えているのですが、時間が限られている中で上手に作るためには
普段の生活の中から「テスト脳を育てる」ことが大事かなと思います。

そこで、私なりに「テスト脳を育てる」方法を3つ紹介させてもらいます。

その1~いろんなWebサービスを使ってみる~

アフィリエイト、ブログ、ネットバンク、ネットスーパー、不動産検索など、
ありとあらゆるWebサービスが世の中にありますが、
普段から意識的にそれらを触ってみることで、小さな経験値を積み重ねることができます。

私はネットバンクだけで10個ほどの預金口座を持っていますが、
「認証」という一機能をとっただけでも各銀行で様々な工夫をしています。

「ここの認証はあっさりしてるなー」なんて、評論家気分で機能を見比べたりしていますが、
そんな風に楽しみながら様々なWebサービスを使ってみると、未知の機能に対しても
想像力が働くようになったりします。

その2~情報処理技術者試験を受験してみる~

情報処理技術者試験というと「あまり実務に使えない」という意見もありますが、
私はそうでもないと思います。

特に「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」の午後の問題は、
短い試験時間の中でいくつも長文を読んで解答する、いわば読解力を問われるものが多いので、
「限られた期間の中でドキュメントを分析してテスト仕様書を作る」という業務のために
ちょうど良い修練になります。

もちろん、実際に合格するには午前も受験しなくてはなりませんが、
テスト脳を育てるためには午後の長文問題だけを勉強するのもありだと思います。

その3~自動販売機で同時に2つボタンを押すとジュースが2本出てこないか等、普段から”せこい”ことを考えてみる~

「せこいことができないか」という観点は、課金の関わるソーシャルゲームなどでは重要な切り口になります。

「友達を招待して有料アイテムがもらえる」というような機能において、
「無限にアイテムを増やせるようになっていないか」という手順をテストしたところ、
実際に悪用できてしまった例などがたまにあります。

他にも、ECサイトで地域別の送料が設定されているような場合、
「適用される送料が郵便番号だけに紐づいていたりして…ムフフ」という”せこい”考えが、
リリース前の仕様改善に結びついたこともあります。

ちなみに、上記「自動販売機で同時に2つボタンを押すと~」に関しては小学生の頃から試していますが、
今までに2本出てきた経験はありません。(なので、たまに飲みたくもなかったジュースを買うはめになることもあります)

しかしながら、紙コップで出てくる自販機に百円入れ、オレンジとコーラを同時に押してみたときに、味がミックスされたことがあります。

まあ、それは準備された機能だったのかもしれませんが、
思いもよらぬ結果をテスト段階で発見するためにも、普段から”せこい”ことを考えてみるのは大切ではないかと思います。