テストツールとテスト自動化

テストツール 使ってますか?

-疑問-
ウォーターフォール型(V字モデル)の開発プロセスにおいて、開発側(品質の作り込み)のツールは、本当に発展していると思います。言語毎に統合開発環境(IDE)が整えられ、「作る」ということに関しては、生産性の向上が図られてきました。一方、テスト側(上り側、品質の確認)は未だに未整備というか、発展しないというか、優先順位が低いというか、いまいちな感じがしています。

テストケースには、準備、手順、期待値等が記載されることにより、だれでもできる。=たくさん人がいればよい。
人手に頼る=人海戦術で大丈夫=頼ればなんとかなる=ツールは不要。さらにいえば、、とにかく作ればよい、動けばよい、リリースさえ間に合えばよい。
テストは人手で一気にやろう!となりがちではないでしょうか?
昨今、アジャイル開発プロセスの盛り上がりによって、テストファーストやTDDとか、テストに対する優先順位が上がっているかと思いますが、デバックなのか、テストなのか?機能毎のテストはできているが、横断的なテストが不足しがちであるとか。。問題はまだまだあるようです。
やっぱりテストは人手で行うものなのか?

-QCD-
ニッポンの「ものづくり」の現場において、QCD(Quality,Cost,Delivery)のバランスは重視すべきことと、よくいわれます。
Test = Qualityと考えるのは、一面的かもしれませんが、ソフトウェア開発現場におけるQCDのバランスを考えた時、Qualityがないがしろにされている現場は、まだたくさんあると感じています。
しかし、牛丼で言えば、早い(=Delivery)、安い(=Cost)、うまい(=Quality?)の3拍子がそろって、初めて売れます。
システム/ソフトウェアにおける、「うまい」の部分は、もっと重要であると考えるべきではないでしょうか。
早く、安く作る(CostとDelivery)を優先した結果、そのための手法として、言語やツールが成熟し、プロセスが改善されてきました。
しかし、うまく作る(Quality)の部分は、どうでしょうか。
Qualityを良くしようとすると、CostとDeliveryのバランスが崩してしまうことが多いようです。(テストケースが増える=テスト実施者がふえる/テスト期間が延びる。テストが終わらない。リリースが遅れた。等)
当然といえば、当然なのですが、、、

QCDのバランスを考える
QCDのバランスを考える

-テストツールの導入とテストの自動化-
長々と机上の空論的なこと書きましたが、目指すところは、
・テストツールを導入して、テスト工程全般を楽しよう!
・テストを自動化して、楽しよう!
その効果として、
・テストケースの実行率や網羅率のアップする。=Qualityの向上
・時間や資源の効率化、省力化が図れる。 =Cost/Deliveryアップを最小限に
・(Qualityの向上とともにQCDのバランスがとれる)
等が得られると考えています。

皆さんのテストに関する一助として、
「テストの自動化とテストツールの導入」
を検討して頂くために、より具体的に以下の内容を投稿します。

・ どんなテストツールがあるのか?
・ テストツールの選び方
・ テストツールの使い方
・ どのテストを自動化するか
・ 自動化の恩恵
・ 自動化の注意点
・ etc

 

いつの日にか、「Tester」から、「Quality Engineer」へ

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