【テストを”段取”る!】マインドマップと5W1Hのすゝめ

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みなさんこんにちは。
みなさんはテストプロセスにある要求分析はどのように行われているでしょうか。

やり方は様々あると思いますが、私はよくマインドマップや「5W1H」を使って観点を洗い出したり、整理したりすることがあります。今回はこれについて思うところを書いてみようと思います。

その前に、冒頭で要求分析と書きましたが、テスト要求分析の経験が無い、若しくは少ない方やこれからやろうという新人の方などにとっては、この辺りのことはあまりイメージが湧かないかもしれません。

簡単に言いますと、テストにおける要求分析というのは、一連のテストプロセスの最初のほうで行われる活動で、テスト対象に対してテストをすべき箇所や事柄を見つけることだと思って頂くと良いと思います。その後、設計、実装、実行、報告等々というようにフェーズが進行していきます。

マインドマップに戻りますが、マインドマップとは、ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/)によると、「トニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱した思考・発想法の一つ。頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールのこと」で、「思考を整理し、発想を豊かにできる」と説明があります。

マインドマップは「FreeMind」など無料で使えるツールも出ていますので、すぐに使いやすいのもメリットです。書き方などは、書籍やサイトへの紹介が数多くありますのでそちらを参考にしても良いと思います。

マインドマップの良いところは、キーワードやイメージを広げ、思考を整理したり発想できるところですので、あまり考え込んで立ち止まることがないことです。また、そのためには、書き出す要素は1つ1つがあまり長文ではなく、できるだけ短い単語レベルのほうが良いとされています。

私が使ってみて感じたのは、
1つは、書き出すアプトプットが、絵やパズルのように視覚的に見やすい形になっているため、直感的にイメージがしやすかったり(してもらいやすかったり)、後からも見るだけですぐに思い出しやすいことです。

もう1つは、書き出していくものに対して、書き出しながら色々なパターンを考えやすいということです。例えば、最大・最小値などの範囲や振る舞い方の種類などです。あるいは、書き出すための元ネタになっているインプット情報への不明点(抜け漏れとか曖昧なところ etc)を発見することもあると思います。
そして一旦、書き出した後は、次の5W1Hなどの視点で、さらにチェックしていくことになります。

さて、「5W1H」ですが、言葉は皆さんもよくご存じではないでしょうか。これ自体目新しいものではないと思います。5W1Hは対象を客観的、そして的確に伝えるための考え方の1つですが、具体的には、

  • 何時(いつ:When)
  • 何処(どこ:Where)で、
  • 何人(なんびと・だれ:Who)が、
  • 何 (なに:What)を
  • 何故(なぜ:Why)、
  • 如何(いかに・どのように:How)にして

というような軸で構成されています。

最近では、上記に1W1H(だれに:Whom、どれだけ:How much)を加えた6W2Hも使われることもあるようです。
ちなみに、新聞記事もこの5W1Hの原則に則って作られているそうですが、新聞記事を書く時に限らず、他の場面でもこの考え方は活かせると思います。

テストにおいても、要求分析でできるだけ多くの視点を持って洗い出し、洗い出した内容については、ダブりや漏れ等の有無をチェックすることで、テストすべきことを明確にしますが、その際のチェック方法の1つが5W1Hだということです。
要求分析以外でも、不具合の内容を分かりやすく伝える時にも使えると思います。

「テスト要求分析」は、名前からして難しく感じるかもしれませんが、マインドマップや5W1Hや6W2Hの発想でアプローチしてみると、比較的サクサクと整理ができるかもしれませんので、一度試してみても良いかもしれません。

本記事が何かのお役に立てれば幸いです。

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