順調な時だからこそ悩むこと

こんにちは。HumanCrestの津久井です。

私は組込製品のQA業務を担当しているのですが、順調にプロジェクトが進んでいる時だからこそ
頭を悩ませることについてお話をさせて頂きます。

◆頭を悩ませることとは?
悩みの種はたくさんあるかと思いますが、当初の計画に対して順調にプロジェクトが
進行している時に”それ”は必ずやってきます!

例えば、計画した検証内容は順調に消化し、QA部の進捗状況に関して数字上は誰が見ても
問題が無く進められている状況であり、報告してきた不具合の改修作業と修正確認もこのまま
今の状態を保つことが出来れば、計画通りに検証を完了する見込みが立ち、目に見える問題も
無く、リリースを迎えることが出来そうな状況。

普通に考えれば、残っている業務をしっかりと遂行すれば良いので、
悩みはむしろ通常より少ないはずなのです。。。

しかし、検出した総バグ件数が、当初想定していた総バグ件数を下回っていたり、
バグ成長曲線の寝方が想定してい時期よりも早まっている場合、

「順調だが、これで本当に大丈夫なのか???」

っという考えが、頭に浮かんできます。
リリース後や、リリース直前に影響度の高い不具合が検出されるという”最悪のケース”に
対しての懸念が生まれるわけです(順調であればあるほど頭に浮かんできます)。

この”最悪のケース”に対する懸念が悩みの正体というわけです。

◆なぜ、悩むのか?
一見、製品の品質が安定してきているように感じれることがきっかけのようです。
もっと自分たちを信じていいですし、信じることも大事です。
しかし、どうやら疑わないと気が済まないようですw

大前提として、余力が少しでもあり、他に優先すべき物がないのであれば、優先度と工数の
制約で条件を絞った検証内容などを実施していくべきだという考えです。

◆では、どうするのか?
まぁ悩んでいたところで仕方が無いですし、答えを見つける(本当に品質が安定している
という証明)ことも難しいので、行動に移します。

・現状を把握し、新たにテストを実施するだけの余裕があるかを確認
⇒追加でテストをして結果的に当初の計画から遅れが出てしまっては本末転倒ですので、
現状の把握は出来るだけ詳細に行います。
・どういった部分のテスト追加したら効果的であるかを検討する
⇒Quesの記事「【テストにまつわるエトセトラ】 世界一やさしい?リスクベースドテスト」にて
紹介されているような開発側へのヒアリングを行ったりします。
最新の情報と開発者の生の声は非常に参考になります。そこで得た情報を参考にして、
すぐに始められるテストを実施したりもします。
※個人的に直交表を使用することも多いので興味があれば是非!!
直交表を上手に使って効率化を目指す!

こういった働きかけを継続して実施していくことが、冒頭にお話した「頭を悩ませること」に対して
1機能でも、1観点でも多くの「大丈夫」を手に入れていくことにつながっていくのです。

◆最後に
「自分たちがやってきたことを信じる」ということももちろん大事だと思っています。
しかし、製品が常に進化するように我々の品質の求めかたも進化が必要だと思います。

過去に上手く行った内容が、この先も通用する保証は無いわけで、
現状が順調な状況であればあるほど、現状を疑うことも大事であると考えます。

疑いを持って考え始めると、新たな視点でのひらめきや、今までにない気付きなどが浮かび、
改善につながる”何か”を生み出せる…のかもしれません!

私はそう信じています。

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