とりあえず試す、そして知る、これ大事。

こんにちは。HumanCrestの津久井です。

今日は我々QAでも大切であろう心構えや姿勢といったことに関連したお話をさせて頂きます。

ズバリ
”とりあえず試す、そして知る”
です。

”とりあえず試す”というという響きは、なんだか無計画な感じもしますが、
僕は非常に大事なことだと思っています。

主に”とりあえず試そう”となることは以下の通りです。

・調べても答えが見つからない時(または見つかりそうにない)
・考えていたつもりが、いつからか悩んでいた時
・とにかく時間が無い時
・今までにない新たな取り組みを行う時

上記に並べたことは、仕事だけでなく、日常でもありますので、
僕の場合は普段から”とりあえず試す”という場面は多いかもしれないです。

あっ!
もちろん損害が発生する可能性がある場合は、多少慎重になりますがw

■”とりあえず試す”ことは、結果的に何が幸せか?
とりあえず試して幸せになれることは、そこから得られる情報であったり、経験から、
更に的を得た行動に移す材料が手に入ること(知ること)です。

よくありがちなモデルですが、こんなサイクルをイメージしています。

図3

このサイクルを1回まわすごとに、どんどん良くなっていくわけです。

◼︎知ることで広がる世界
昔話になりますが、過去に僕が担当していたプロジェクトで、いろいろ改善していきたいことがありました。
・ドキュメント管理
・報告/連絡/相談の徹底
・進捗管理の可視化と理由の把握
・飛び交う情報の整理
・テスト項目書の精度向上
・リスク管理と対策
・人材の育成
etc

上記の事は、すでにある程度のレベルで行われていましたし、現状は俗に言う”回っている”状態です。
しかし、先の事を考えると、一つ一つの事にもっと改善が必要だと感じていました。

年々新機能は増えて、関わっている人の入れ替わりも多くなってきたからです。

今現在は業務が”回っている”状況。
問題が浮き彫りになっているわけではありません。
でも、結果的に今より改善していかなければ”まずい”という感覚は、一緒に仕事をしているみんなが感じていたと思います。

そこで、現状の把握を始め、同時にあるべき姿(理想)も一緒に考えました。
しかし、やったほうが良いことが多く、優先順位と難易度を出して整理しても、明確に”こうすべきだ!”っと確証を
得られることは無く、1歩を踏み出す理由を探していました。
取りかかる前から100点満点のことを求めていたのかもしれません。

そこで、一緒に仕事をしている仲間と話あって、
「ダメならやめて次の手を考える」
「良さそうであればもう少し継続してみる」
「最終的にどれくらいの効果が出たのかを必ず振り返る」
こんなルールをみんなが理解したうえで、”とりあえず試す”ことを始めました。

試し始めてからというもの、想定していた通りに事が運んでいくこともあれば、
想定していなかった問題が浮き彫りになったり、ひとつ改善出来たらすぐその先に改善すべきことが
見えたりと、すさまじいスピードで一つ一つの物事が進み、いつからかもともと掲げていた改善していきたいことより
もっと具体的で効果的な活動が行われるようになりました。

実際にいろいろ体験し、知ることで見える世界が広がっていきましたね。

■悩んでいることがあるならとりあえず試そう!
すべての物事に対して、考えもせず試して失敗する。
これではせっかくの失敗も、原因がわからず何も改善していかないかもしれませんが、
調べて、考えて、計画を立てたけれども・・・っと悩み始めたら試し時かと思います。

もちろん周りの理解が無ければ試すことも出来ないのですし、試すということは
やり遂げる責任というのも同時に発生します。

しかし、掲げたゴールにたどり着くまで”試す”と”知る”をやめなければ、
遅かれ早かれ必ずゴールが見えてきます。
これは改善活動だけの話ではないです。

もし、何かに悩み始めたら”とりあえず試す、そして知る”から初めてみませんか?

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